以前、睡眠の重要性についてお話しましたね。
今回は、鍼の効果が睡眠に影響することや、睡眠を取ることで鍼の効果を上げることができるお話をしたいと思います。
それは、鍼灸治療の効果として自律神経に影響を与えるからです。
日常の生活でのストレスや生活習慣の不摂生、加齢による副交感神経の機能低下により交感神経が過緊張になることによって睡眠への誘いができ辛くなります。
こういう自律神経の状態になると、交感神経・副交感神経の拮抗作用による切り替わりができず、正しい作用が行えないことで、不眠などの症状や不定愁訴と言われる症状が出て来やすくなるのです。
では、どうして鍼や灸が睡眠に効果があるのか?
お伝えしましょう!!
鍼やお灸の刺激は、ある意味、身体に傷をつける行為となります。
人は身体に傷がいくと、これを回復させようとして身体の反応が現れます。
これにより副交感神経が活動をすることで、身体の回復させる作用が働くのです。
そして身体の回復を行う際には、いったん休むことで回復するための身体の機能が働くので、眠たくなるのですよね!
なので、鍼灸を受けた患者さんは良く、「鍼や灸を受けるとよく眠れるねん!」ということを言う人が多いですよ。
ある程度、睡眠がしっかり取れていると免疫力に関係する白血球が安定して働きます。
鍼やお灸は血液の流れを作ることにより身体の患部の状態を変えたり、自律神経の働きに影響を与えるのですが、この時に働くのが白血球なんですよね。
働きの悪くなった細胞(ゾンビ細胞など)食べてくれることで患部の状態が改善しますし、炎症などが起きている部分もこの白血球が働くことで良い状態にしてくれるのです。
だから、睡眠の質が悪かったり睡眠不足状態であると、自律神経の働きも落ちますし、白血球の働きも落ちるので鍼灸の効果も思ったほど出ないこともあります。
逆にいうと、鍼灸は身体の治る作用を活用して病気や怪我などの症状の改善に働くので、身体の素地を良い状態に保つことは、鍼灸の効果をあげてくれることにもなるのです!!!
よしゆき鍼灸院では、身体の素地を上げるための運動の提供や、睡眠や食生活などの生活習慣の指導も行っています。
興味のある方は、是非、お気軽にお問い合わせフォームかLINE公式からご連絡頂ければと思います。
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