最近、美容鍼のこと勉強し直してると、色々なことを気付かせてもらいます。
以前までは、美容鍼をして効果があるのは、凝った顔の筋肉が緩んでくるから、鍼をして血液の流れが出来るから肌の質感や美白があがるものと思っていました。
そして、よしゆき鍼灸院では、身体の姿勢から来る顔への影響を考えてアプローチを試みていました。
しかし、調べてみると皮膚って奥が深いです。
顔に鍼をして良くなっていくメカニズムには、更に意味が隠されていたんですよね。
どういうことかと言うと、皮膚に鍼をするとシワや傷痕などの問題を改善して、皮膚の若返りをしてくれるということ!
美容鍼を研究している偉い先生が、本に書いていました!
皮膚に鍼を打つことで、皮膚内に新しいコラーゲンとエラスチンが産生され、古いコラーゲン・エラスチンが破壊されて「細胞外マトリックス」を構築し、皮膚の若返りに効果を発揮すると!
なので、今回は美容鍼について再度お話したいと思います。
①皮膚にはバリアの機能を果たしている「角質層」があり、水分や物質の透過を防ぐという機能を有しています。この為、いかに効果なスキンケア製品であっても角質層をくぐり抜けて体内に吸収されることは少ないのですが、鍼で微細な穴を角質層に開けることでバリアを通って体内に侵入する経路ができるのです。これにより、物質の経皮吸収率が最大10,000倍近く向上することが調査研究によって実証されているようです。
ちなみに、角質層は水溶性のもは透過しないけど、脂溶性ものは通すという意見もありますが、角質層の下の層でストップが掛かってしまいます。鍼での刺入は、さらにその下の基底層まで達するので吸収率が上がるのです。
②皮膚への刺鍼によるコラーゲン誘発は多種多様な生物学的物質が関与しながら、極めて複雑な機序により行われるのですが、鍼が皮膚の真皮層の深度に刺入されると「マイクロトラウマ」と呼ばれる微小外傷が生じます。これにより「創傷治癒反応」と呼ばれる生態反応を引き起こし、創傷を修復する為、多種多様な細胞(白血球、血小板、赤血球など)が局所に遊走します。
この過程において、古くなって配列が乱れたコラーゲンが破壊され新しいコラーゲンが産生されて、数ヶ月後には完全に新しいコラーゲンとエラスチンの「細胞外マトリックス」が再構築されます。そしてこの新しいマトリックスは、しわ、傷痕、その他の美容上の問題を改善し、皮膚の構造を再構築して薄くなった皮膚に厚みを与えます。
①経皮吸収促進
メリット:薬剤などの吸収率が上がるので新たな可能性が広がる。美容分野においても化粧品の効能について高い関心を集めている。
デメリット:空いた穴は短時間(数時間)で修復されるので時間は短い。また、皮膚のバリアである角質層に穴が開くということは、水分、化学物質、細菌・ウィルスが容易に体内に侵入してしまう。そして、薬品内にある防腐剤などの化学物質の副作用の影響などの問題が言われています。
②創傷治癒反応
メリット:特質すべきは古くなって配列が乱れたコラーゲンが破壊され、新しいコラーゲンが産生されて数ヶ月後には完全に新しいコラーゲンとエラスチンの「細胞外マトリックス」が再構築されること、そして皮膚の若返りに効果を発揮する。
デメリット:若返りの効果は即効果が出るというよりは数ヶ月の時間の経過がいる。皮膚に傷を入れ炎症反応を呼び起こすので、場合によっては痛みが出たり、内出血により出血痕が数日残ることもある。
どうでしょう、鍼による美容効果!
これらの情報を得てどう考えるのか?
結構来られるのが、美容鍼をしてシワやタルミの即改善です。
一回の施術でも、結構シワは薄くなりますし、タルミもフェイスラインが上がることで改善はみられます。
ただ、本当の意味においてシワやタルミなど皮膚の改善には、鍼の効果と肌のメカニズムを考えて施術をしても時間の経過が必要になりますよね。
美容鍼で肌改善を見込むのであれば、ある程度その場所において本腰をいれて施術を受けることお勧めします!
よしゆき鍼灸院の美容鍼おいては、顔以外にもヒドイ肩こりの症状や姿勢改善を行いますので、ご興味あれば問合せフォームからご連絡を頂ければと思います。
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